「あぜくらの集い」

国立劇場「あぜくらの集い」台詞を楽しむかるた会、行ってきました。

チケットを優先的にとれるあぜくら会に入会しております。

時折会員向けのイベントがあるようですが、参加したのは初めて。

申し込んでもなかなか当たらないらしい。

 

坂東彦三郎さん、坂東亀蔵さん、美声のお二人が読み手で、歌舞伎の名台詞かるたを競います。

合間には楽しいお話も聞けて、とても楽しいひと時でした。

3人で一組のチーム、一番札をとったチームにはご褒美(袋の中に何が入っているのかなあ)(?_?)

サイン入り色紙の彦三郎賞、亀蔵賞。あぜくら会賞、国立劇場賞、それぞれ箱の中の札を引いて当たります。

何も当たらなかったけど、舞台で撒く手ぬぐいを貰ったから良いかな。

国立劇場のスタッフがお揃いの法被を着て、ゲームを進行したりお茶を配ってくれたり。

笑顔でサービスしてくれたのがとても嬉しい。

 

 

劇場売店でつい名台詞かるたを買っちゃいました。

絵札の芝居絵が素敵です。

誰と遊ぼうかな。

 

 

 

 

 

 

 


「世界花小栗判官」

 

今年も国立劇場初芝居「世界花小栗判官」見てきました。

初めに真っ暗な舞台にたくさんの星が流れて、馬頭琴の音も含んだ洋楽で始まる。

序幕発端は室町御所塀外の場。

夜の洛中で小栗郡領兼重(坂東楽善)が殺される暗い場面。

一転明るい春の御殿になって、小栗判官兼氏(菊之助)がさっそうと登場。

紅梅白梅を飾った華やかな烏帽子はイケメンの印。

(【源太勘当】では良い男の代表の梶原源太景季がこの烏帽子で出てきます。)

 

悪人達は、人食い馬とも呼ばれる暴れ馬で小栗判官を殺害しようとするが、判官は暴れ馬を鎮めて碁盤乗りの曲芸まで披露。

何といっても馬が可愛い 拍手

前足と後ろ足、それぞれ役者さんが入っているんだけど、判官になでられてすりすりするところなどとても可愛い。

馬の脚の三階さん(大部屋俳優)には飼い葉料とかいうご祝儀が出ると聞いたけど、重労働よね。

 

紛失した宝物と父の仇を探す小栗判官に、長者の娘お駒が一目惚れ。

判官と結婚できると思ったのに許嫁の照手姫が現れて半狂乱。

お駒役の梅枝が判官に首ったけの愛らしさ、嫉妬に狂っての恨みを見事に演じる。

 

色々あって…熊野権現の那智の滝で宝物も見つかりめでたし拍手 めでたし  拍手

..............なんだけど…。

華やかなお囃子で花道から登場してほしい長袴の菊五郎さま、御殿の下手からどっこいしょと登場。

すっぽんから登場して格好よく六法で引っ込んでほしいのに、晒布をぶん回す波四天達の間をチカチカぴかぴかぴかぴかぴかぴかと目がおかしくなりそうなライトと引っ込む。

(菊五郎さま、おみ足が辛いのかなあ)と気が気じゃない。

存在感と美声は充分健在なんですが しょんぼり.

 

 


「蘭平物狂」

 

【蘭平物狂】が見たくて歌舞伎座2部。

今月は3部制なので、ゆっくり出かけてのんびり帰れる。

ちょこっとだけ観劇料もお安くなります。

例えば…昼の部夜の部3Aのお席それぞれ6000円の席が3部制だと5000円で見られます。

でも…一つの席で1日6000円×2で12000円稼ぐ席が、1日で5000円×3で15000円稼ぐのです。

やるなあ、松竹。グッド

 

何回か見ている松緑の蘭平。

立ち廻りのキレがちょこっと良くないのは年齢なのか、お疲れなのか。

それとも私が期待しすぎたか。

でもその分息子繫蔵を想う情を強く感じる。

数年前に演じて「体力的にこれが最後かな」と覚悟したハードな演目。

息子の左近君に伝承しなくてはと気迫がすごい。

 

繁蔵役の左近君12歳、数年前の襲名時よりすらっと背が伸びて声変りが始まってる。

そろそろ子役卒業なのかな。

 

大薩摩、杵屋巳太郎の三味線が冴えて聞き惚れる。

 

3階ロビーで、久しぶりにめで鯛焼き

 

 

寒いのに、変なパフォーマンスをやってた。

何だろ。冷や汗


「通し狂言 隅田川春妓女容性ー御存梅の由兵衛」

国立劇場で吉右衛門の歌舞伎公演。

初代吉右衛門や吉右衛門の実父八代目幸四郎も演じた演目。

旧主の危機を救うべく、金策に奔走する由兵衛。

由兵衛の妻小梅が弟に金策を頼む。

弟長吉は奉公先の好意で調達して駆けつけるところを、由兵衛に出会う。

お互い顔を知らず、行き違いで由兵衛は長吉を殺害して金を奪ってしまう。

 

藤色の着流しに紫色の頭巾で吉右衛門が登場する。

片肌を脱ぐと襦袢は真っ赤。

吉右衛門73歳。鮮やかな色に負けない 若々しさにびっくりびっくり

 

菊之助くん、岳父吉右衛門の女房役で違和感がない。

二人で連れ添って歩く姿が愛情たっぷり。

お互い信頼しあってるんだろうなと嬉しくなる。

 

菊之助くん、女房小梅と丁稚長吉の二役早替わり。

二階の長吉と一階の小梅、お高祖頭巾と吹き替えの後ろ姿を駆使して、何回も見事な早替わり。

女形も立ち役も綺麗です 拍手 ときめき

 

国立劇場の嬉しいこと。

2700円のお席で花道がこんなに見えるるんるんるんるんるんるん

 

 

 

 


「 能『安宅』 義経・弁慶ー主従の絆ー」

国立能楽堂で、 長山桂三、桂諷会公演 能『安宅』他

 

舞囃子 『鞍馬天狗』桂三氏の息子12歳の長山凛三くん。牛若丸に兵法を教える鞍馬天狗を演じる。

鞍馬天狗なんだけど、まだ声変りをしていない美少年の凛三くんは牛若丸にしか見えないなあ。

清純な声が朗々と響く。華奢なのにぶれない舞い。

 

仕舞『実盛』『仏原』『船弁慶』

船弁慶を舞うのは女流能楽師、鵜沢久。

1949年生まれのきりりとした女性。

薙刀をふるって勇壮に舞う拍手

 

狂言『清水座頭』、舞囃子『頼政』

 

休憩の後に

能『安宅』、歌舞伎の勧進帳が大好きだからストーリーも知ってるし言葉も聞き取れる 拍手

桂三氏が弁慶、凛三くんが義経。能の義経は子方が勤めます。

こんなに可愛い義経なら守ってあげたくなるよな。

義経従者の山伏は8人も出てくる。(歌舞伎は4人)

「判官殿12人の作り山伏となって…」とあるから多くてもいいのだ。

桂三氏1976年生まれ。若いけど貫録、声も渋くて艶がある。

後半で舞われる延年の舞も迫力があります。

強力は野村萬斎氏。軽やかに舞台を進行させる。

 

色々公演のパンフレットやチラシを貰うと好奇心がムラムラ湧いてくる。

我慢しておこう。歌舞伎も見たいしね。

 

 

 

 

 


「大忠臣蔵」

1971年三船プロ制作。52回シリーズで当時のお金で10億円かけたそう。

さすがの三船敏郎。出演者も豪華です。

 

浅野内匠頭は当時28歳くらいの菊五郎さま、襲名前なので4代目尾上菊之助。

真っ直ぐで、きれいで、キラキラしてますぴかぴかぴかぴかぴかぴか

吉良上野介に意地悪され続けて刃傷して切腹…。

可哀想です〜悲しい

史実では色々異論があるそうですが、時代劇ですからね。

 

切腹をする田村右京太夫の屋敷には白裃に添えて、奥方阿久里が牡丹の花を刺繍した下着が届けられます。

小さな花の刺繍を見つけて、くっと唇をかむ内匠頭に胸がきゅ〜っとします。

奥方に会わずに死んでいかなくてはなりません。

特別に主従の別れを許された片岡源五衛門が滂沱の涙で見送ります悲しい

..............................................................................................

この場面、舞台で見覚え。

1970年歌舞伎座2月『風さそふ』

内匠頭(菊之助)が切腹の場に進む渡り廊下。

桜の根元にうずくまる片岡源五衛門(初代尾上辰之助)

「桜が見事でござる」と気配る多門伝八郎(10代目市川海老蔵)

泣きながら見たのを思い出します。 

........................................................................................

 

 

ドラマの大石内蔵助はもちろん三船敏郎。昼行燈じゃなくて、武芸の達人。

吉良上野介は先代市川中車。渋くて意地悪さにも凄さと気品。

 

阿久里の方は佐久間良子、美しく、ふるふると悲しむ演技が胸を打ちます。

源五衛門は江原真二郎、誠実な家臣役がぴったりです。

内匠頭を励ます痛快な脇坂淡路守は萬屋錦之助。

刃傷を聞いて「なにィ‼!」と叫ぶ声が魅力的。

 

これから中村翫右衛門(天野屋利兵衛)

勝新太郎(俵星玄蕃)など講談や歌舞伎で人気の登場人物もたくさん出ます。

 

国家老の大石内蔵助が賢すぎて立派すぎる。

あたふたする江戸家老達があほすぎる。

ありえない場面も多々あるけど、内匠頭が素敵 ときめきだからこれでいいのだ グッド

 

 

 

 

 

 

 

 


「歌舞伎座10月公演 マハーバーラタ戦記」

10月歌舞伎座昼の部、新作歌舞伎 『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』を見てきました。

尾上菊之助くんが3年間構想を練って実現した作品です。

インド神話が歌舞伎???

だいじょうぶかな…と音羽屋ファンとしては老婆心。

 

緞帳が上がるとキンキラキンの神様たちぴかぴかぴかぴかぴかぴか

神様たちは、人間が争いをやめないので「世界の終わりが始まっている」と心配する。

太陽神と人間の姫との間に生まれた青年迦楼奈(菊之助)が争いをやめさせようと闘う。

 

お姫様が象に乗ってゆったりと登場する。

馬が引く戦車が走り回る。

(戦士を乗せた馬車を引っ張って走り回る馬の脚さん、大変!びっくり

竹本(浄瑠璃)と長唄にパーカッションやシロフォンが加わる音楽が不思議な世界を作り出す。

 

「永遠に続く時間の中で、有限な人の一生を繰り返す。」

「自分が置かれている境遇は天の計らいである。結果を恐れず実行せよ。」

華やかな舞台に見とれていたけど、台詞をかみしめると壮大な哲学を含んでいます。

 

菊五郎さま、74才「難しい名前がたくさん出てくるので覚えるのが大変」と言っていたけど、長いセリフも完璧です。

舞台の中心に立つだけで圧倒的な存在感。

まだまだ若手と思っていた七之助君が貫録の悪女。

準主役並みに抜擢された松也くん、凛々しい若者役で大活躍。

他の舞台やテレビで活躍している松也くんが立派になって菊五郎劇団に帰ってきた…と感無量。

 

太陽神役は(あのひょうきんすぎる)左団次さん。

ときどき登場してありがたーい言葉を言って消えていく。

何だか不思議です。

 

ところどころにちゃり場(コミカルな場面)も入れて、役者それぞれに見せ場をきちんと割り振っている。

派手だけど感動的で上品な作品に仕上がってます。

菊之助くん、お見事です 楽しい ラブ 拍手

 

 

ガンジス川に赤姫が佇む。

神様の前で踊る村人たちは日本人の拵え。

筋書きを読むと、歌舞伎十八番の『鳴神』も源流はインドの神話だとか。

びっくりです。びっくり!!

 

歌舞伎では、平安時代に寺子屋があったり、飛鳥時代の御殿に町娘が迷い込んだりする。

歌舞伎って自由で何でもありなんだわ。

 

 

 


「平櫛田中作 『六代目菊五郎、鏡獅子』(美の巨人たち)」

当たり前のように存在していたから。

いつも舞台の興奮でいっぱいだから。

見事な彫刻であることは十分承知していたけど。

平櫛田中(1872〜1979)の心意気までは思いませんでした。

 

「六十七十は はなたれこぞう

おとこざかりは 百から百から」

 

六代目菊五郎も協力を惜しまず何度もポーズをとる。

戦争があり、資金難があり、六代目死去があり。

それでも「六代目との約束だから」と22年かけて、資金を工面して自費で完成。

 

完成品を国が2億円で買い取ろうとしたら

「六代目さんと 二人こさえたもので、

お金を貰ったら、あの世で会った時、挨拶のしようがない。」

作品完成時 田中 86才。

 

精神性まで写し取ったという名作。
今度国立劇場に行ったら改めてこの木彫像をじっくり鑑賞して来よう。

 

 

 

 


「公文協主催松竹大歌舞伎」

街に吉右衛門達の巡業がやってきた。

全国公立文化施設協会主催の巡業です。

 

昨年3月から始まった『5代目中村雀右衛門襲名披露興行』、主だった劇場や地方巡業を経て、当文化会館で大千秋楽。

巡業は6月30日に大田区から始まって、府中、相模大野、郡山、仙台、秋田、山形、前橋、新潟、蒲郡、和歌山、岸和田、倉敷、観音寺(香川)、三次(広島)、白河(福島)、そして当市。

 

スケジュールをみてびっくりです。

暑い中の巡業どなたも体調を崩すことなく、本当におめでとうございます。

 

五代目中村雀右衛門さん、いつまでも初々しく可憐な女形ですが昭和30年生まれ。

雀右衛門を襲名してから、どんどん素敵な立女形になりました。

 

『妹背山婦女庭訓』の鱶七、吉右衛門が出るといかにも大歌舞伎になる。

『太刀盗人』又五郎と歌昇、種之助ファミリーの舞台はいつも誠実で爽やかです。

 

妹背山婦女庭訓、後半の浄瑠璃は竹本葵太夫。

今回も渋い美声に聞き惚れました。

 

 

観劇仲間を駅に送って、アフタヌーンティーで芝居談議に花が咲きました。

 

 

 


「第92回歌舞伎鑑賞教室 鬼一法眼三略巻 一條大蔵譚」

今月の国立劇場歌舞伎教室は、菊之助くん初役の一條大蔵卿。

 

源義朝の側室だった常盤御前は、公家の一條大蔵卿の妻になっています。

大蔵卿は、娯楽にしか興味のない阿呆です。

 

楊弓で遊んでばかりいる常盤御前は、楊弓の的に敵の清盛の絵姿を隠し、三本の矢に、今若丸、音若丸、牛若丸の名をつけて、清盛調伏を願っているという。

それを立ち聞きして内通しようとした悪臣の勘解由を切りつけたのは、凛々しく変身した大蔵卿。

実は大蔵卿は、平家の目を欺いて、阿呆のふりをしているのです。

 

ふにゃふにゃの阿呆の顔と、きりっとした顔を瞬時に変えて踊る菊之助くんが楽しい。

笑顔が何だか三才の坊や和史クンに似てるなと思ったら、無邪気な表情を参考にしたんだって。

あまりに無邪気な笑顔に、こちらも一緒にふにゃふにゃ大笑いしました。

 

お芝居を見た後で、近くの「おかめ」で。

ソフト白玉ぜんざい。

若い頃からの歌舞伎仲間。

青春時代にワープして、若い頃に見た舞台の話で盛り上がりました。

 

地下鉄半蔵門駅に、エスカレーターとエレベーターが出来ました。

地下鉄駅から地上に出る階段が結構きつかったので、とても嬉しい。

 

 

 

 


| 1/21PAGES | >>

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728   
<< February 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

profile

search this site.

others