「RBG」

『ビリーブ 未来への大逆転』

20190630_2866852.jpg

貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは「すべてに疑問を持て」という亡き母親の言葉を胸に努力を重ねて、ハーバード法科大学院に入学。

1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人。

他の女生徒が「結婚したくないから」「親の仕事を継ぐために」などの主体性のない進学希望なのに反発。

結婚していて子供もいたが、夫の理解と協力で首席で卒業。

母親の介護をする男性を、介護は女性の仕事というので税法上の優遇を受けられないことを、弁護士として訴える。

「女が消防士になれるか」「女が兵士になれるか」と他の弁護士や裁判官が薄ら笑いを浮かべる。

権力に立ち向かい、男女平等を訴え、逆転勝利。👏(^^♪

 

彼女を支える同じ弁護士志望の夫が素敵。

法科学生として女性蔑視の学内で頑張る彼女に「君は幸運だよ。背が低い。」

確かに彼女は小柄で可愛い。それって有利なのかなぁ。

旦那さんは背が高くて素敵。

彼ががんに侵されて、勉強が遅れそうになる。

彼女は病床の彼の分も授業に出席して支える。

育児だって大変なのに、難しい弁護士の勉強も2人分(@_@)❕❕❕

すご過ぎる…。

 

20190630_2866923.jpg

 

『RBG 最強の85歳』

先週見た映画、『ビリーブ』のモデルになったルース・ベイダー・ギンズバーグの長編ドキュメンタリー。

彼女がスポーツジムで筋トレするシーンから始まる。

トレーナの指導で、マシンや腕立て伏せを黙々と実践。

「ちょっと軽いわね」。

 

彼女の若いころの奮闘ぶりは先日の映画で知りました。

女性最高裁判事として弱者のために活躍する晩年は、ひっつめた髪や大きい眼鏡が印象的。

でも若い時の彼女は『ビリーブ』を演じた女優のように、目がぱっちりしていてとても美人。

仕事の上では果敢で積極的な彼女だけど、本当は内気で謙虚。

彼女の背中を押して応援するご主人マーティが本当に素晴らしい。

真面目過ぎるルースに対して、マーティの言葉はいつもとてもユーモラス。

ルースも、テレビでルースの物まねをするコメデイアンを怒りもしないで一緒に大笑いする。

 

彼女を任命したのはクリントン大統領。

クリントンさん、いいお仕事をしたのね。

トランプ大統領を詐欺師と罵倒して、公平でなくてはならない最高裁判事の立場として陳謝。

でも判事は信念をもって辞めはしない。

 

女性自衛官、女性消防士、女性トラック運転手、昔は無理だろうなと思っていたものな。

男性の幼稚園や保育園の先生、まさかなと思っていたものな。

テレビのコマーシャル、ビールを飲んで「プファ〜!♪」とご機嫌なのは若い女優。

楽しそうにお洗濯するのはイケメン俳優。お料理するのも可愛いアイドル男性。

男と女ってなんだろう。

 

 

 

 


「ホイットニー 〜オールウエィズ・ラヴ・ユー〜」

IMG_1493.jpg

ただ、愛されたいと思っていた…

知られざる素顔に迫るドキュメンタリー。

楽しみにしていた映画なのに、何だか後味が悪い。

前半はきらびやかにスターダムにのし上がっていくシーン。

 

初めてテレビに登場して(16歳くらい?)恥じらいながら歌いだすシーンはとても可愛らしい。

だんだんと彼女らしい迫力のある歌声になる。

1991年スーパーボールの国歌斉唱は史上最高と絶賛されたそう。

原曲の3拍子をゴスペル風の4拍子に編曲した伴奏を一回聞いただけで見事に歌い上げた。

湾岸戦争の最中、勝利を歌う国家は黒人差別とも闘う意味があったとか。。

南アフリカ公演で、ネルソンマンデラと涙を流してい抱き合う。

 

歌が白人寄りだと黒人からブーイングされる。

「私はよい歌を歌いたいだけ。」

ボディガードのケビンコスナーのキスシーンが問題になる。

ケビンコスナー「白人とか黒人とか関係なく、魅力的で歌がうまかったから相手役にした。」

 

歌手の母親のツアーの時にいつも親類に預けられて、虐待されていた。

兄たちと若いころから麻薬を使い、結婚した夫ボビーブラウンは、浮気や暴行を繰り返す。

実父が横領して裁判になる。

彼女の親友でありマネージャーであったという女性が闇の部分も証言する。

今はそっとして、彼女の歌声だけが残ればいいのに。

 

エンドロールに流れる曲は、 [I have nothing] 

…あなたがいなければ、私には何もない…。

私も好きな歌だけど、彼女の

生き方を思うととても悲しい歌です。


「モリのいる場所」

20181028_2705387.jpg20181028_2705395.jpg

映画『モリのいる場所』見てきました。

世間に無頓着で、庭の小さな生物を眺めて30年間暮らす画家モリ(熊谷守一)94才。

しっかり身支度して、ステッキを2本ついて「池に行ってくる…」。

トカゲやアリの行列をはいつくばって観察、見慣れない小石を「どこから来たのか…。」といつまでも見つめる。

庭を一回りして「池は遠い…。」

樹木希林演じる76歳の妻はモリの奇行にも当たり前のように「あら、そうでしたか。お帰りなさい。」と悠然と迎える。

ドラマチックなことは何も起こらないけど、山崎努と樹木希林の不思議な存在感で魅力的な映画になっている。

 

モリは庭の中だけで自然の大きさを実感。

私もベスと散歩したときは毎日小さな感動をしていたのにと思い出した。

夏のつる草達の巻き方の違いを発見、小さな実がなっているのを見つけて驚いて、原っぱをバッタが飛び跳ねて嬉しくなった。

頑張って大きな世界を見ようとしなくても、半径2劼らいのお散歩の世界もとても楽しかったです。

何だか今頃ちょこっとペットロス(:_;)。

 

この小さな映画館、突然来月初旬閉館です。

経営者が変わって存続するらしいけど、独特の映画のチョイス、変わっちゃうかな。

とっても優しい映画館です。

映画が始まる前、係員(いつも若い女性)が映画の説明をしてくれる。

「この映画はモリの住んでいる庭や家を復元。トカゲやカマキリなどの小動物もちゃんと連れてきました。」と解説してくれました。

 

ロビーではクッションや毛布を貸してくれます。

手渡してくれる若者もとても感じがいい。

この映画のために熊谷守一のことや、樹木希林の逝去を悼む記事などを掲示してありました。

経営者の男性が「ありがとうございました。」と客の一人一人にお礼を言っていました。

「惜しいですね、ファンデーションを募って継続とかの方法は…。」という人も。

でも何しろ空いてましたからね。今日の映画も176人の客席に26人ですからねえ。

一桁の客数の時もあったし。仕方がないのかなぁ。

 

20181028_2705401.jpg20181028_2705399.jpg20181028_2705397.jpg20181028_2705393.jpg20181028_2705391.jpg20181028_2705389.jpg

 

 

 

 

 

 


「映画『日日是好日』見てきました。」

20181017_2697760.jpg20181017_2697756.jpg

映画「日日是好日」、みて来ました。

原作はエッセイスト森下典子の作品。

以前に読んだことがあるので、映画化と聞いてからとても楽しみにしていました。

 

樹木希林演じる武田先生は 原作ではサーフィンをする息子やピアノを弾く娘がいる。

40代から50代かな。

樹木希林とはちょっとイメージが違う。

でも「只者ではない」武田先生を演じる存在感のある女優はいないだろうなぁ。

原作のきびきびした武田先生ではなく、厳しいけどどこかおっとりした先生。

 

茶道を習い始めた若い典子とミチ子が色々な茶道の決まり事に「茶道ってなんか変ですね」と笑うと目をぱちくりさせて「あらぁ!変かしらぁ」とほほ笑む。

犬の絵柄の十二支の茶碗に若い二人が「十二年に一回しか使えないなんて」というと「あら!ワタクシ100歳になっちゃう」。

時に厳しく、時におおらかに茶道を通じて人生も教えているような武田先生はやはりこの人じゃなくてはならないだろうな。

 

音がきれいな映画でした。

風の音、雨の音、枯葉の音、湯気の音。

柄杓から落ちる、とろとろとしたお湯の音とさらさらした水の音の違い。

 

自分の生き方が見つからない。

茶道も何となく進歩もなく続けていることへの戸惑い。

主人公の典子の不安が何となく理解できる。

青春時代のそうだったかもしれない気持ち、今もそうかもしれない自分。

誰でもそうなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 


「散り椿」

映画『散り椿』見てきました。

大好きな葉室麟原作で以前読んだこともある作品。

表紙がきれいな椿の花だった。

岡田准一主演。

エンドロールには、監督や共演、スタッフなどの名前の中に殺陣、撮影にも彼の名前。

なるほどこだわりの殺陣は異様に美しい。

低く腰を落としたかまえで立ち会うと相手がへなちょこに見えてしまう。

西島秀俊さんも池松壮亮くんも充分かっこいいんですが。

 

エンドロールの美術協力に長谷川等伯の名前😲❢

豪商田中屋の薄暗い座敷の背景に妙に目立つ金屏風がありました。

等伯だったらしい。まさか本物じゃないよなぁ。

それを確認するためだけにもう一度見たい。

 

時代劇を見るとおでこが気になる。

月代(さかやき)が似合うカーブ、なかなか無い。

准一くん、池松くん、ちょこっと麗しくない。

日本髪の生え際、芳根京子さん、産毛が気になる。

 

名カメラマン木村大作さんが監督・撮影。

どのシーンも美しい。

富山県などでのオールロケ📹。

面白かったのはエンドロールに流れるキャスト・スタッフの名前。

それぞれ本人の自筆みたい。

個性があって面白い。

 

ストーリーは、何しろ葉室麟ですからね。

今回も一途に武士道と愛を貫こうとする主人公が哀しく美しい。

 

20181005_2689295.jpg20181005_2689281.jpg

 

今回も映画好きの友人行きつけのレストランで。

チョップドサラダ。

深いサラダボールに刻んだ野菜、コーン、アボガド、ソバの実などがたっぷり。

これだけでお腹一杯になります。

20181005_2689299.jpg

 

 

 

 

 


「ゲティ家の身代金」

 

1973年、【世界一の大富豪】ジャン・ポール・ゲティの孫ジョン・ポール・ゲティ三世の誘拐事件が発生。

1700万ドル(約50億円)の身代金を要求される。

希代の守銭奴ゲティは支払いを拒否。

離婚によりゲティ家を離れていたポールの母親は、息子を救い出すために脅迫してくる犯人のみならず、拒否する大富豪とも戦うことになる。

 

値段のつけられないものはない。

物にはすべて値がある。

孫は1700万ドルの価値があるか。

身代金を節税できる支払い方法でなら払ってもよい。

 

脚色はあるけど実話だそうです。

節税のために買い込んだ膨大な美術品は死後ゲティ美術館に。

相続されるはずの遺産もほとんど慈善団体に寄付される。

家族は幸せにならなかったけど、誰かを幸せにしたらしい。

 

老大富豪ジャン・ポール・ゲティを演じたのはクリストファー・プラマー。

静かでいながらすごい存在感。

何となく雰囲気に見覚え。

サウンドオブミュージックのトラップ大佐だった😲。

 

 

20180901_2667546.jpg20180901_2667550.jpg

 

 

 

20180901_2667554.jpg

映画の前にベジカフェでランチ。


「ウインストン・チャーチル」

 

映画好きの友人と久しぶりに会う。

「会いたいね。」「何の映画、見る?」

「お勧めは?」「あえて言えばこれかな」

ということでウインストン・チャーチル、見てきました。カチンコ

 

JFKやレオンで繊細な悪役を演じたゲーリー・オールドマンが大物政治家をどう演じるか。

日本人メイクアップアーチスト辻一弘氏がアカデミー賞。

なるほどたっぷり下顎ですっかりチャーチル。

でも灰色の哀し気な目はやっぱりゲーリー・オールドマン。

 

惨い戦闘シーンはほとんど無くて、重厚な英国の議会でのやりとり。

優等生の政治家ではなかったチャーチルが強引な作戦でドイツに圧倒されていた英国を救う。
ナチスのカギ十字が宮殿に掲げられてもいいのか!

犠牲を払っても英国を守り抜く!

とかいうセリフを聞いていると、ふと日本もこんなシュプレヒコールで鼓舞されたのかな…と怖くなった。

勝った英国と負けた日本。二つの戦後を考えてしまった。

 

 

いつものお店でランチ。

寒かったので、ラザニアが美味しい。

映画の半券でサラダをサービスしてもらえます。

 

 

 

 


「祈りの幕が下りる時」

友人と映画『祈りの幕が下りる時』(東野圭吾原作)を見てきた。

人形町界隈を舞台にしたテレビドラマ『新参者』、ひょうひょうとしたミステリーで楽しみました。

そのシリーズが映画になって2作目。

これで完結なのが寂しい。

家を出て寂しく死んでいった母親や、息子に憎まれながら言い訳も言わずに死んでいく父親の恭一郎への愛情。

自分を犠牲にして娘の成功を見守る父親。

そうせざるを得なかった犯人の切なさに、最後まで捕まらなければいいなあ…なんて思ってしまった。

 

日本橋川の橋の名前が事件の解決のヒント。

そういえばクルーズのツアーで橋の下を周ったっけ。

捜査線上に浮かびあがったのは明治座で新作を上演中の演出家、浅居博美(松嶋菜々子)。

明治座の客席が映像に何度も出てくる。

お決まりの鯛焼き、人形焼き。お蕎麦もおいしそう。

甘酒横丁、散策したいな。

行ってみると大したことが無い街なんだけど。

http://bfwm.jugem.jp/?eid=1702

 

映画を見ていて暫くしてから思い出した。

「この小説、読んでた!」

 

ドリア、パスタ、両方食べたいから、色々入ったプレートランチ。

映画館の半券でミニサラダがつきます。

 

 

 

 

 

 

 


「三度目の殺人」

映画、【三度目の殺人】見てきました。

殺人の前科がある三隅(役所広司)が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。

弁護を頼まれた重盛(福山雅治)は何とか無期懲役に持ち込もうと調査を始める。

何かがおかしい。調査を進めるうちに重盛の中で違和感が生まれていく。

 

何が真実なのか判らないままの結末。

観客をもやもやさせるのも是枝監督の狙いらしい。

「こういう流れで行きましょう」とかなんとか裁判官と検事と弁護士が打ち合わせ。

裁判所の裏側も(なんだかなあ…)と思わせる。

翻弄される福山雅治の弁護士、不気味に行儀のいい役所広司の犯人、心に問題を持つ被害者の娘の広瀬すずの繊細な表情。

それぞれ素敵な演技なんだけど…もやもや…(*_*;。

 

 

映画館の落書きコーナー。

昨年のお気に入りの映画を書きこむ。

 

映画の後は新しくできたしゃぶしゃぶのお店でランチ。

食べ放題で1000円。お野菜をたくさん食べました。


「残菊物語」

市内の映画館で『残菊物語』カチンコ

村松梢風が二代目尾上菊之助の人生を描いた同名小説を溝口健二が映画化。

五代目菊五郎の後継者として養子に迎えられた菊之助は、甘やかされて育ち芸は未熟だった。

菊五郎には実子が生まれ、その乳母のお徳だけが菊之助に意見をして励ます。

菊之助はお徳を愛するようになり、お徳と結婚したいと家を出る。

大阪や地方の芝居小屋で苦労して芸を磨き、東京の歌舞伎座に戻るが、尽くし続けたお徳はひっそりと身を引いて患い死んでいく。

 

年配の方に「これから残菊物語を見てくるの」と言ったら「ハンカチ一枚じゃ足りないわよ」と言われました。

確かに…泣きましたぁ!悲しい

 

1939年制作、菊之助役は新派の花柳章太郎。

お徳は森赫子。

デジタル処理されていて、映像も綺麗です。

でも、クローズアップは殆どありません。

たぶん当時はカメラを動かせなかったんだと思う。

それでも泣ける。役者の実力でしょうか。

 

2代目菊之助は実在で、写真も残っていて、美貌です。

その後30歳で亡くなるそうです。

長生きしたらどんな役者になったでしょう。

 

 

 

 


| 1/4PAGES | >>

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

profile

search this site.

others