「おらおらでひとりいぐも」

 

雑然とした部屋で74歳の桃子さんは色々なことを考える。

16年間一緒に住んだ老犬が身罷ってから、柔毛突起があらわれた。

不思議な音が聞こえて、色々なことを思い出す。

大好きだった亡夫の事、妻として、母親としてちゃんと生きてきたこと。

でも自分とは何だろう。

脳内ではなぜか若い頃の岩手の方言で語る。

 

主人公の桃子さんはちょっと年上だけど、偶然にも去年見送った飼い犬の年齢も同じ。

部屋の散らかり具合にどきっとして部屋を見渡した。

(小説の文章ほどはひどくないよなあ…(-_-;))

地球46億年の歴史が大好きな桃子さん、過去と未来を考える。

おらはおらである。まだ戦える。まだ終わっていない。

白い雲、指のささくれ、なんだって意味がありありがたい。

 

漢字が少なく字も大きめ。

東北弁の響きは何となく懐かしい。

純文学は苦手で、芥川賞作品なんて…と敬遠していたけどほっこり勇気の出る作品でした。

見かけはくたびれたおばあちゃんでも、一生懸命生きて、青春があって、けっこう哲学的なことも考えているのだ。

 

 

 

 

 


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