「与謝野晶子展」

 

チケットをいただいたので、短歌好きの友人を誘って、神奈川近代文学館。

与謝野晶子、いくつかの素敵な短歌を知っているし、10人の子供を産んで育て上げたことなど、すごい女性だという認識だけでした。

展示会は充実していて、展示資料も膨大。

モニターで晶子が自作の歌を詠む声も聴ける。

独特のメロデイで歌い上げるのは当時の風習なのか。

 

「病みませるうなじに細きかひなまきて熱にかわける御口吸わむ」

「京の紅は君にふさはず我がかみし小指の血をばいざ口にせよ」

「むねの清水あふれてつひに濁りけり君も罪の子我も罪の子」

「春みじかく何に不滅の命ぞとちからある乳を手にさぐらせよ」

「罪おほき男こらせと肌きよく黒髪ながくつくられし我れ」

なんとも大胆で情熱的な歌の数々。

それに比べて、鉄幹を愛しながら、親の決めた相手と結婚して若くして逝った山川登美子の歌が切ない。

「後世は猶今生だにも願はさるわがふところにさくら来て散る」

 

当日催された、歌人尾崎左永子さんの講演会を聞く。

『恋衣』そして晶子と古典。

昭和2年生まれの90才。

「声が大きいから年寄りとして扱ってくれない」とのこと。

確かに静かに語る声は凛としてきれい。

晶子と源氏物語、自分としての源氏物語。

そういえば高校生のころ初めて読んだ源氏物語は与謝野晶子訳だった。

講演の内容は同感納得して聞いていたけれど、よく覚えていない。

最後の言葉は胸に沁みた。

戦争は嫌です。命を大切に…。

戦争を体験した方の深い言葉です。

 

海の見える丘公園 花が満開でした。

 


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