「十六夜清心」

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11月歌舞伎座は顔見世大歌舞伎。

菊五郎サマの『十六夜清心』を見てきました。

 

遊女十六夜と深い仲になった極楽寺僧清心。

女犯の罪で寺を追われて、二人で心中しようとします。

清心は水泳が得意なので死にきれず、十六夜は船に助けられます。

清心は偶然出会った若衆が大金を持っているのについ殺してしまいます。

おろおろしていた清心の形相が変わります。

 

「待てよ。今日十六夜が身を投げたのも、またこの若衆の金を取り、殺したことを知ったのはお月様と俺ばかり。

人間わずか五十年、首尾よくいって十年か二十年が関の山。

一人殺すも千人殺すも、取られる首はたったひとつ。

とても悪事をしだしたからは、人の物はわが物と栄耀栄華をするのが徳。

こいつぁ〜めったに死なれぬわぇ。」

 

この変貌が面白いのでしょうが、本当はこの演目、あんまり好きじゃありません。

中途半端に伸びた坊主頭にヨレヨレの着流し。

あまりカッコ良く無いんだもの。

でも円熟の菊五郎サマの清心、平成の時代に見られたことは幸せかも。

 

尾上右近が清元栄寿太夫襲名のお披露目。

なるほど良い声です。

今月も若手の歌舞伎役者の爽やかな活躍が嬉しい公演でした。

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東銀座駅に菊五郎サマの清心。

 

顔見世とは…江戸時代は役者の雇用契約は11月から翌年の10月まで。

役者の交代の後、11月に新規の顔ぶれで興行してお披露目します。

 


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