「渋沢栄一」
仁義道徳と生産殖利とは元来ともに進むべきものであります。
しかるに世の中がだんだん進歩するにしたがって社会の事物もますます発展する。
ただしそれに伴うて肝要なる道徳仁義というものがともに進歩して行くかというと、残念ながら「否」と答えざるを得ぬ。
およそ国家はその臣民さえ富むなれば、道徳はかけても仁義は行われずとも良いとはだれも言い得まいと思う。
私の論語主義の「道徳経済合一説」も、他日 世の中に普及して、社会をしてここに帰一せしむるようになるであろうと行く末を期待するのであります。
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83歳の渋沢栄一(1840〜1931)が未来へ残したメッセージ。
豪農から幕臣になり、維新後にたくさんの殖産興業に努めながら公私を分けて財閥を作らなかった。
見事な生き方に感動します。
優雅な気分になりたくて、老舗のカフェで一服。
好きなカップを選べます。
「ブルーが好きです」と言って選んでもらったカップで。
- 2016.08.29 Monday
- 日記
- 09:21
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