「御所五郎蔵」

公文協東コース

菊之助くん中心の巡業初日は、江戸川区総合文化センター。

1、中村梅枝の近江のお兼。

ちょっかいを出す漁師たちを跳ね飛ばして、長い布晒を振り回してたおやかに踊る。

 

2、菊之助クンの御所五郎蔵

旧主が想いを寄せる傾城逢州の身請けの金をやはり廓で傾城を勤める女房皐月に工面してもらう。

偽りの愛想尽かしに腹を立てて、皐月を斬るつもりが間違って旧主の恋人逢州を斬ってしまう。

やっぱりおバカだよな。御所五郎蔵。

菊之助くん、男伊達に挑戦。う〜ん。

 

初めてこのお芝居を観たのは1967年1月当時渋谷にあった東横劇場。

ほぼ初めての歌舞伎鑑賞。

当時新之助だった故團十郎(12代目)が御所五郎蔵。

4代目菊之助だった当代菊五郎が傾城皐月。

40歳で亡くなってしまった初代辰之助が敵役の土右衛門。

三人ともとても綺麗でした。

五郎蔵、バカだよななんて思わないで見惚れておりました。

 

3、狂言から作った楽しい舞踊、高坏。

太郎冠者がだまされて高足駄を売りつけられ、酔っ払って下駄タップを踊りだす。

下駄タップ、難しそう。

滑り止めを貼ったら軽妙な音が出ない。

すい〜っと滑る振りもあるから滑らないと困る。

テンポよく踊るから滑って転んだら大変。

菊之助クン、笑顔で踊っていたけど緊張も見える。

初日ですからね。

 

 

 

 

 

 

 

 


「飛騨高山&白川郷の旅」

 

嬉しいお誘いで、憧れていた飛騨高山。

初めてバスタ新宿からの高速バスに乗りました。

頑張って早朝7時半のバスに乗ってひと眠りすると昼過ぎに高山駅。

飛騨牛のランチを食べて高山市内を散策。

出格子の連なる古い町並みがとても素敵です。

町家を使った喫茶店は家具も立派な飛騨家具。

いただいたのがソフトクリームだけだったのが何だかもったいない。

 

高山は良質な木材が豊富で、徳川時代に幕府の天領だったので、見事な陣屋が現存しています。

部屋の格式によって畳や畳縁が違うそうです。

葵祭に用いられたり、徳川の家紋になったフタバアオイも初めて庭先で見られました。

 

 

 

老舗の酒造では利き酒もできます。

中庭で塩を舐めてくいっと一杯。

ちょこっとだといっそう😋美味しい。

 

日下部民芸館は明治12年築。

建物も見事ですが、古民芸のコレクションも素晴らしい。

中庭では無料のお茶の接待もあって嬉しい。

 

 

 

 

高山駅からバスで白川郷。

田園風景の中の合掌造り集落は美しい。

和田家は江戸時代末期の建物で、庄屋や番所役人も勤めた家柄。

白川郷を保存するために尽力したそうです。

 

 

高山市図書館、建物が素晴らしい。

 

デジカメの扱いを間違って、撮った写真が全部消えた😞!

スマホの写真とパンフレットを駆使してアップした旅行記です。

美味しいものやきれいな花もたくさん撮ったのに…😢。

 

 

 

 

 

 

 


「国立劇場歌舞伎教室『連獅子』」

第93回国立劇場歌舞伎教室『連獅子』見てきました。

初めに坂東巳之助の解説があります。

初めての解説役だというけど、テキパキすらすら。

8月に主演する新作歌舞伎『NARUTO』の宣伝もしっかり(笑)。

 

〈その名も高き清涼山、峨峨たる巌に渡せるは、人の工にあらずして…〉

「そんなに難しいこと言ってるんじゃないんですよ。」

長唄連中が口語で歌う。

それからミッキーマウスの曲で現代語で歌う。

やるなあ…長唄囃子連中👏(^^♪。

舞台袖の電光掲示板に歌詞が映されて、ワタクシも改めて歌詞を納得。 

 

連獅子の踊りは中村又五郎と中村歌昇の父子。

きっちりと品の良い踊りです。

この家の芸風は達者だけど誠実で大好きです。

前半の狂言師姿で、親獅子が仔獅子を谷底に蹴落として試練を与える。

登ってこない仔獅子を心配する親獅子、勢いよく登ってきて喜ぶ仔獅子。

技量が無いと親子の情愛を感じられない踊りです。

以前ほかの役者でこの踊りを見たとき(児童虐待じゃん!)なんて思ってしまった。

今回は二人の踊りを見ながら、(良かったぁ!)心底思えたのは見事な踊りだったからでしょう。

 

中村隼人と中村福之助の宗論。

浄土宗と法華宗の修行僧が面白く言い争う。

 

その後に白毛の親獅子の精と赤毛の仔獅子の精が変身して登場。

花や蝶と舞い遊び、激しく美しく毛を振って舞い納めます。

 

巳之助、歌昇、隼人、福之助…若手が爽やかに楷書の芸を引き継いでいるのが嬉しいです。

 

 


| 1/1PAGES |

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

profile

search this site.

others